HOME > 日本語ホームページ > よくある質問

お客様からのよくある質問

Q1. 鍼はいたくないですか?

体にやさしい治療室で使用する鍼は、日本製のもので、0.12〜0.16mm以下の非常に細い鍼です。よくイメージ的に注射の針みたいだと思う方がいるみたいですが、髪の毛程度のとても細い鍼です。 太い中国の鍼と違って日本の鍼は、繊細な日本人の感覚に合わせて非常に細く作られています。また、当治療室では、鍼を動かして響かせるといったような強刺激は行わないため、ほとんど痛みは感じません。 ドイツで普及しているTCM(伝統中国医学)の治療は、日本の鍼灸と多少異なるため、鍼の打ち方の技術が異なります。よくドイツで聞かれる、『鍼の治療を受けたが、痛くて悲鳴を上げた、ズキズキした、ゆわかんがいつまでも残った』などといったコメントは、いわゆる中国の針の治療でしょう。日本鍼灸では、患者になるべく負担のない様、痛みを極度に抑えた独自の鍼の打ち方が開発されています。日本鍼灸の場合、根本的に皮膚の表面にしか鍼を打たない為、打たれていた事を気がつかない方もたくさんいるほどです。体にやさしい治療室でも、こういった日本鍼灸の特殊性を生かして、患者さんに負担の少ない『やさしい治療』をこころがけています。

Q2. 鍼による感染症の心配はないのですか?

当治療室では、使用する鍼は使い捨てのものです。また銀鍼を使う場合は、各患者様用に保管しています。これもある程度使用したら、新しいものに変えます。ですから、鍼の使い回しは一切しておらず、毎回の治療で、感染の心配はいりません。また衛生面でも細心の注意を払っております。

Q3. 子供の肌のトラブルで薬を使わない治療をしたいのですが、どんな治療が可能ですか? 子供に、はりはできるのですか?

日本鍼灸治療では、小児鍼という名前があり、大人の治療とは少し異なる、いわゆる鍼を使わない、接触針や摩擦針で子供の疾患をやさしく治療します。これは、大人がイメージする鍼を使わないため、安心しておこさまも治療が受けられます。新生児でも治療が可能です。また、お子様と一緒にお母様かお父様が一緒に同伴して治療を行ないます。子供の場合は、産まれてまだそんなに月日が経過していないため、健康面の複雑な経歴がなく、微少な刺激を与えてあげるだけで、体が素直に反応を示して自然治癒力を高めてくれます。一度、ご相談ください。

Q4. 鍼は、婦人症状、また不妊に効きますか?

生理不順、生理痛、更年期障害などの症状は、根本治療で、体の体質改善が必要です。女性の身体はとてもデリケートで、生理痛などの症状があるのは、婦人科系が弱い証拠です。女性ホルモンのバランスが崩れている時、鍼灸治療は、婦人科系疾患や症状に対して、一番効果的で安心した治療だと言えます。また、体にやさしい治療室では、不妊治療もしています。妊娠しやすい体づくりのお手伝いをいたします。ご気軽にご相談承ります。

Q4. 小さな子供がいるのですが、治療に連れてきてもいいですか?

小さなお子様がいてどうしてもお一人で診療に来られない方は、ご一緒に診療にいらして頂いて治療をする事も可能です。一度ご相談ください。お子様が遊べる小さなスペースとおもちゃありますが、ご自分のものをお持ち頂いても結構です。またすぐ近くに公園もありますので、同伴者を連れてきて頂いて治療中、お待ちして頂く事も可能です。まずはご相談ください。

Q5. 肩こりがひどく、身体のゆがみが気になりますが、日本の整体のような治療は可能ですか。

はい、可能です。まずは、初診で詳しい背景をお伺いし、そのあと身体のゆがみをチェックさせていただきます。どこから肩こりがあるのか、特にいつ悪化するかなど、根本治療で、原因を探ります。マッサージだけしてもいつまで経っても治らないケースは、一時的な単なる肩こりではなく、身体のゆがみが背景にありケースが増えています。身体のゆがみを調整して根本治療、そして日々の生活習慣の見直しが必要です。体にやさしい治療室では、ゆがみ調整をおこないアドバイス、ご自宅でやっていただける体操等も紹介しています。

Q6. 首が急に回らなくなり困っています。鍼ですぐなおりますか?

はい、鍼灸治療はとても効果的です。痛くて思うように動かない所を単なるコリだと思って強くマッサージしたりすると、悪化するケースが多々あります。本人の自覚がこれまでなくても前から慢性的に体のあちこちに症状があることが多く、体の全体の経絡のバランスを整えて、根本から治していく必要があります。急性的に痛くて動かせないなど普段の生活に支障があって困っている方は、その旨伝えてすぐ治療のアポを取るようにしてください。また、交通事故等で首が痛くなった場合は、何ヶ月あるいは何年もしてからその後遺症に悩まされる場合がありますので、徹底的に治療しましょう。

Q7. 初めてのはり治療のあと、症状がひどくなったと聞いた事があるのですが、自分に向いているかわからなくて不安なのです。

治療後一時的に症状が出てくる事があります。これは瞑眩(めんげん)といって、むしろ効果の現れる証拠とされています。体が鍼という刺激を受けて、反応を示している証拠でいいサインと思って下さい。むしろ、体の底に眠っていた症状を呼び起こしてあげる事が、完治への近道になるので、それを信じて頑張って良い結果を出しましょう。また、初診での治療は、この瞑眩について十分に考慮して体に負担がなるべくかからない治療を目指しています。

Q8. ハイルプラクティカーってどういう資格ですか?

ドイツには、『ハイルプラクティカー』という名前で、代替医療をする人たちの国家資格が定められています。 これは、1934年に始まった国家資格制度で、ドイツ国家ならではの独特な制度です。いわゆる代替療法に携わり医者ではないが患者を診断し治療していた人は許可がいるとして1939年に作られた資格です。
ハイルプラクティカーの資格を取得するには、ドイツで行われる年に2度の国家試験に合格しなければいけません。問われる内容とは、解剖学、生理学、病原学、法定伝染病の法律などを含めた現代医学知識で、筆記と口頭試験があります。合格率が10%とか30%と言われるドイツでも難しい国家試験です。そこで、代替医療を行う前提条件として、一通りの現代医学知識が問われるのです。つまり医者同様、患者の症状から見逃してはいけない重い病気や伝染病患者などを見極める知識をしっかり持ち、その上で代替療法をする事が認められているのです。こういった資格は、欧州でもドイツならではの特有な法律です。日本や欧州でも(主にイギリスがそうですが、)代替治療が非常に盛んで、ありとあらゆるテラピーが氾濫しています。どこまで信じたらいいのか判断が難しくただ情報が氾濫し、現代医学の知識なしでだれでもあらゆるテラピストという名を持つ事ができる一方、ドイツでは、このハイルプラクティカーの法律により、代替治療を行うテラピストはきびしい国家資格をもったテラピストのみ可能です。こうして国からきちんとした位置づけがあり、庶民から信頼されているといっていいです。ドイツでは、代替医療がかなり盛んに庶民の間に親しまれ、現代医学で治らない病気、あるいは現代医学に疑問を持つ人も多く、そういうかたはハイルプラクティカーのもとで治療をうけたり、平行して自然治療を行っています。

Q9. 自然療法士とはドイツでは医者と同じ扱いですか?

ハイルプラクティカーの資格を取ると、医者同様、自分の治療院を持って開業する事ができます。代替治療といっても様々な分野の自然療法がありますが、ハイルプラクティカーと医者の違いは、医者の処方箋が必要な薬を使った治療をする事が医者の承諾なしでは出来なかったり、ある特定の伝染病の疑いがある場合はその治療を独断でしてはいけないなどの制限があります。しかし国に認定され制度化されてここまでの権利が与えられている自然療法士というのは、世界の自然療法テラピストでも、ドイツ特有の『ハイルプラクティカー』の資格だけでしょう。また、現代医学の治療は主に症状から治療しますが、代替医学では、症状の原因を探ってその根本から治していこうとするものです。また、本来人間に備わっている自然の治癒力を高めて、体に優しい自然療法で、体のバランスを整えようとする治療を行うのが、ハイルプラクティカーです。両者の根本の考え方は違いますが、けして対立する関係にはありません。もちろん、それをどこまで行うかはいろいろで、指圧師のみとして、あるいはホメオパティーのみをおこなうハイルプラクティカーもいれば、血液検査やラボデータの分析なども含めた幅広い治療を行うハイルプラクティカーなど様々です。
体にやさしい治療室では、患者さんの症状を的確に診断して、それぞれの患者さんに合った経絡治療を提案し、指圧、鍼灸、経絡体操、呼吸法、吸玉療法、足圧整体/楽健法、足反射療法、ハーブ療法など、東洋医学的診断から治療方法を選択して行なっています。

Q10. 治療はいつ可能ですか?

診察日は、月〜金の平日および土曜日です。診療時間は9:30から19:30まで(土曜日は16:00まで)です。電話受付9:00から20:00まで。それ以外の問い合わせは、メールにてお願い致します。休診日は、日曜・祝日です。また、往診に関しては、要相談で受け付けます。

Q11. 治療に来たいのですが、保険がはらってもらえるのでしょうか?

当治療室は、ドイツ国家が認める自然療法士(ハイルプラクティカー)の資格をもったものが治療に当たりますので、ドイツのプライベート保険、追加保険に入られている方は、治療費は、保険がおりる対象になります。詳細に関しては、こちらのページを参照ください。また、最近はドイツの公的健康保険でも一部保険がおりるようです。ご相談ください。

Q12. 治療にはどんな格好をしたらいいですか?

治療は、症状のある患部だけでなく体全体を診ますので、体を締め付けない楽な服装で治療を受けて頂くのがベストです。仕事帰りなどの方は、着替えをご持参ください。具体的には、ジーンズ等を避けた、ベルトのないお腹を締め付けない短パンかジャージ、上はTシャツ、あるいは、タンクトップやランニングシャツなど肩、腕が開いているものであると、上を脱がずに鍼灸の治療が受けやすいです。

Q13. 治療の時間はどのくらいかかりますか?待ち時間は?

初診は、具体的な症状の他にいろいろな背景や持病、手術経歴などを詳しく質問表に記入してもらいます。そしてさらに詳細を質問します。場合によっては、この時点で30〜45分経過しているケースもあります。治療を含めてすべてが終わるまでに初回では最低70分、平均90〜120分かかります。また2回目から治療はおおよそ60〜90分ぐらいになります。また、完全予約制ですので、待ち時間はほとんどありません。万が一、お待ち頂く場合も15〜20分くらいで、待ち時間がなるべくない様心がけています。

Q14. 車で来たいのですが、近くに駐車場がありますか?

体にやさしい治療室のある『Gesundheitszentrum』の建物構内に、訪問者専用駐車場があります。こちらに無料で2時間まで駐車して頂く事ができます。詳しくはこちらのページを参照ください。

Q15. 自分の体の健康の事で悩んでいますが、ドイツでは誰にも相談できなくて困っています。相談にのってもらう事はできますか?

体にやさしい治療室では、どんな些細な事でもご相談にのりますので、ご気軽にご連絡ください。もちろん個人情報に関しての管理を厳守しています。

Q16. ドイツ語、英語ができないため、現地の診療院にいっても理解してもらえない、うまく伝えられないので、あまり病院に行くのが好きではありません。治療室ではどんな病気に効く治療をしていますか?

言葉ができなくて思うように現地の方に自分の悩みや症状が伝えられない方は、お困りかと思います。体にやさしい治療室では、そういった方のために日本語で、ご気軽にご相談やご質問をお伺いしています。鍼灸治療は、腰痛、肩こりなどの運動疾患によるもの以外にも、内臓疾患などや様々なものに症状に聞きます。また、虚弱体質、アレルギー体質の方などにもよく効く、予防治療となります。

Q17. パニック症や、うつ病も、鍼で治療できますか?

ドイツでの生活では言葉の問題があり、精神科でデリケートな話がうまくできなくてお困りの方も多いかと思います。また、できれば薬の飲用を減らしたいあるいは止めたいが、不安。という方もいるかと思います。うつ病、精神病は、気の病で、だれでもなりうる病気です。鍼灸ではとても成果を出しています。薬の飲用と並行して鍼灸で治療し、薬からの離脱のお手伝いをします。一度ご相談ください。東洋はり学会のうつ病はり治療に関する参考リンクはこちらですので、ぜひ御覧ください。http://snailramp.net/depression/