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鍼治療とは


鍼あるいは灸を用いて生体の自然治癒力(人体自ら病気を治そうとする働き)を高め、いろいろな疾患・症状の改善はもちろん、疲労回復や健康管理などの目的においても、古来より広く慣れ親しまれてきた治療法の一つです。


お灸は血の流れを良くし、鍼は気の乱れを調整する医術として発生したと古来より考えられています。ヒトは体の調子が崩れてきたとき元に戻りたいという現象として「症状」が表れます。この時はまだ体力があります。鍼 治療で大丈夫です。身体を休めずに同じ生活を続けると体内で熱を作る力が衰え冷えを受けやすい状態になります。灸 治療が必要です。

体力のある病気の人に対しては鍼治療単独で緩解する場合がありますが、体力を消耗し身体が冷えを感じている人や、長期間患っている病気の人など、何らかの関連で灸治療を並行して行なうと効率よく症状がよくなっていくケースが多いです。そのため、体調が少しくずれた患者からガン患者まで鍼灸治療が幅広く適応なのはこんな理由からです。


体にやさしい治療室の鍼灸治療は全身に鍼を打つことによりまず、全身の循環機能及び代謝機能を高め、免疫力を向上させます。また、肩こり・腰痛などは局所だけが原因とは限らず 冷えや内臓の不調、 疲れやストレス といったものも要因に挙げられます。そのため、手足にある内臓に関係するツボや 自律神経を調整するツボを使うことが大切になります。その上で局所にアプローチすることでよりよい効果が期待できます。
代表例ですが、腰痛、頸肩の痛み、むち打ち症、しびれ、神経痛、頭痛、膝の痛み、腫れ、捻挫、アレルギー(アトピー、花粉症)、産前産後のトラブル、逆子、不妊などによく効きます。その他、適応疾患はさまざまです。ご気軽にご相談ください。

鍼灸の効果

  • 痛みやこりの除去(肩こり、腰痛、関節可動域の維持・増大など)
  • 血液・リンパの循環の改善(疲労回復など)
  • 自律神経の調節(頭痛、不眠、不安感)
  • 内臓機能の改善(胃腸虚弱など)
  • 免疫力調節(アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎)
  • 心理的効果(様々な症状の悪化原因にもなってます)
  • 病気の予防



鍼灸の効果を簡単に言えば、まず痛みをとることです。寝れば治る痛みは問題ありませんが、痛みが何日もとれなかったり、だんだんと痛みが強くなってきたという状態は、治療が必要です。痛いと動きが制限されて、筋肉の緊張が強くなり、血行が悪くなっていきます。痛みの悪循環です。鍼灸はつぼ(内臓の反応点)を介して、脊髄、脳に信号を送り、血液循環を促し、筋肉の緊張を緩め、全身をふわっと緩めます。緊張から解放しないと、自然治癒力はうまく働けません。
また、鍼灸治療は、病気を予防することです。日頃から定期的にケアをすることで、いつの間にか固くなっていた筋肉をほぐし、弾力のある筋肉を維持できます。食べ過ぎて鈍くなっていた胃腸機能を活性化し、たまっていた水分、便の排泄を促すことができます。


そして、もっと元気に美しくなれます。血液循環を良好にして、老廃物の排泄を促進するため、内臓も元気になり、代謝機能がアップします。ホルモンの分泌も良くなり、自然とにこにこ、毎日幸せに暮らせます。