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マタニティ指圧

妊婦中の女性は周りにはわからない繊細な心の変化やストレスそれから不安がいつもあります。そういった女性をすこしでも手助けしたいという気持ちをこめて、また生まれてくる赤ちゃんの為に、妊娠中のつらい症状を緩和して、健康な赤ちゃんを産んでもらうお手伝いをします。
妊婦中の女性がいかに快適に、妊娠期間を乗り越えられるかで、体調骨盤の体内環境に影響をするために胎児にも良い影響を与えます。またお灸をプラスすることにより、安産・逆子予防のセラピーもあります。普段の不安な気持ちや心配事などを、ドイツ在住が長く、また一息子の母でもある施術者にいろいろご相談下さい。ゆったりとした気持ちになって施術を受けていると、そういった不安もやわらぐかもしれません。ドイツ事情では自然療法に基づいたお母さんと子供にとって一番の出産準備が推奨されています。 自らの経験とあわせてですが、少しでもその情報源になれたらと思っています。

妊娠中の肩こりでは、安定期(胎動が始まってから。およそ5ヶ月目)に入ってからのマッサージ・指圧が安心です。主に凝りが気になるのは、お腹が目立つようになってからが多いです。妊婦健診で異常がない場合は問題ありませんが、胎盤の位置や切迫流産・早産などで安静を指示されている場合は、まず診断して可能かどうか確認してから行います。お断りすることもあります。


マタニティ指圧とは

マタニティ指圧は、胎児に負担をかけない、横向き・上向きの全身経絡治療で行います。経絡治療とは、経絡(気の流れ道)に基づき経穴(ツボ)を押しほぐし、気の流れを整え、血液循環を良くしていきます。 気血(気の流れ+血液循環)が良くなると、腰や背中の痛み・足のむくみ・肩こり・便秘・頭痛などの症状が緩和され、 リラックス効果も得られ、心身を安定させることができます。また、母体の気血は胎児にも流れていき、健康な気血を与えることで、胎児もより元気になります。施術は、本人の体調を第一に行います。揉みほぐしつつ溶かすように進めていきますので安心してお任せ下さい。

妊娠時期に合わせた施術を行いますので、妊娠中期~出産の直前まで妊娠期間中ほぼ、いつでも施術を受けることができます。また、ドイツ国家認定資格のある医学知識を持った者がはじめの診断をおこない施術可能かどうかの判断をしてから、まだ常に体調管理の確認を行いますので、安心して施術頂けます。不安の方は一度ご相談下さい。



マタニティ指圧で緩和できる主な症状

腰痛

お腹が大きくなるに従い腰が反りやすくなり、骨盤が前傾することで腰痛が起こります。また、ホルモンの影響により背骨の関節や靭帯がゆるみ、骨盤が不安定になることも原因です。骨盤の前傾に関係する筋肉を押しほぐし、骨盤の動きを改善すると痛みが緩和されます。骨盤の動きを良くしておくことで、出産も楽になります。 仙腸関節のマッサージは、骨盤の緊張を解放し安産に繋がるマッサージともなります。

肩こり・頭痛

お腹が大きくなり乳房が張ることで肩が凝りやすくなります。この肩こりが原因で頭痛を引き起こすこともあります。 肩首まわりの筋肉のコリを押しほぐし、全身の血液循環を良くしてあげることで緩和されます。

足のむくみ

体の水分が増え、さらにお腹が圧迫されて下半身の血液循環が悪くなるため足がむくみやすくなります。また、同時に足もつりやすくなります。下半身の血液循環を良くし、むくみを取ってあげることが大切です。足の筋肉をほぐすときには、妊娠時期によってほぐす箇所が異なるため、その時期に合わせた施術を行います。

便秘・下痢

ホルモンの影響で腸の働きが低下するため、便秘・下痢などを起こします。また、徐々に子宮が大きくなり腸を圧迫するため、便秘が悪化しやすくなります。 手や足・腰などにある、胃腸の働きを整えるツボを刺激し、便秘・下痢などの症状を緩和します。 お灸は、手や足にある胃腸の働きを整えるツボと安産のツボを刺激することで自律神経を刺激して便秘の症状を緩和します。

イライラ・ストレス(妊娠初期、4ヶ月頃から)

ホルモンのバランスが急激に変化する(妊娠の継続に必要な黄体ホルモンの分泌量が増える)ことが原因で、イライラやストレスを感じます。
ホルモンバランスを整え、自律神経系機能を高めることで、心身が安定します。

恥骨・股関節の痛み(妊娠後期)

出産が近づくと胎児が骨盤内に下がってくるため、恥骨が圧迫されて恥骨に痛みを感じます。また、出産に備えて股関節が緩んでくるため、股関節に痛みを感じます。痛みのある、恥骨・股関節をほぐすこで痛みを和らげます。

めまい・立ちくらみ

ホルモンの変化・自律神経のバランスの変化により、めまい・立ちくらみが起こります。

足の付け根の痛み

子宮が上に向かって大きくなるので、子宮と骨盤をつなぐ靭帯が引っ張られ、足の付け根辺りが痛みます。