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経絡体操と呼吸法






経絡体操で体の歪みを無理なく調整しましょう。

経絡体操とは、経絡指圧を創立した増永静人先生が晩年作った体操です。
これを作る事によって自分の経絡指圧は完成した、としてその普及につとめられました。

これは日常自分でできる簡単な運動法で、12経絡を臓腑一組として6系に組み立てたものです。経絡つまり身体の中を流れる気血(生体エネルギー)の流れを良くして、病気の予防はもとより、一層の健康の増進を図ろうとする運動法です。

経絡体操には六つのタイプがあります。経絡の流れに沿って、肺・大腸系の経絡を伸ばす運動法から始まって、胃・脾系、心・小腸系、腎・膀胱系、心包・三焦系、肝・胆系の運動へと続けて行くことによって、身体の歪みも矯正され、健康を維持することが出来ます。

これらの体操は一見ヨガ等のポーズに似ていますが、他の健康体操と根本的に異なることは、体に流れる経絡上の「気」を意識して全ての体操を無理なく呼吸法と一緒に行うことです。
東洋の生命観に基づいた経絡をその根本とし、その経絡を流れる気の動き、生命のヒビキを感じることで、それぞれのタイプを自覚し、タイプの歪みを身体で感じることで、その気の流れを整えるという方法です。

この中に含まれた生命の原理は、そのまま私たちの生き方の基本となるもので、体操によって自覚された身体の歪みは、そのまま私たちの生き方への反省となってその意味が理解されます。



この「経絡体操」に慣れてくると、自分の体の機能系にどのような歪みがあるかわかるので、生活や仕事上のムリがどこにあるかを察知できて、疾病を予防するとともに疲労を早く回復できます。




体にやさしい治療室では、この経絡体操を治療にとりいれています。

それぞれの患者さんの虚実を診た上で、症状がより早く治るように、家でできる体操としてお教えしています。患者さんによっては体が固くうまくできないかもしれません。

基本体操とその補助体操も含めてお教えします。また、この体操で大事なことは、呼吸法です。この呼吸法をしっかり正しくできてこそ、効果が出ますので、治療の一環として行っています。


また、経絡体操は毎日続けることが大切です。
この運動法と指圧を併用して、一人でも多くの方が健康で明るい日々を送ってくださるように願っています。